auto produce ZEST β

去年のモテギは、オーバルを1周全て使い、3速のスラロームなど危険な箇所もありましたが、今年はメインストレートを主体とし、ある程度、安全面へ配慮しながらも、ギャラリー(メインスタンド)からコースが見渡せる、去年の反省点が生かされたコース設定となっていました。

しかし、1速→2速→3速→2速→1速→サイドターン→2速→3速といった繰り返しで、誰も経験したことのない内容で、誰もがブレーキセッティングに苦しんでいました。

一般練習会となったこの日は、計3本を走ることが出来ましたが、午後の2本は雨のためウェットコンディションとなり、試したかった事は全て出来ずに1日が終わりました。

公開練習となったこの日は、予定通りの2本を走ることが出来ました。

結果、クラス6番手という上々の順位でしたが、タイム差が開いており、2秒以上のタイムアップをしない限り、入賞は無いと思われました。

土曜日のコースより、若干設定変更がありましたが、タイムアップをするための課題は、何といっても安定したブレーキングです。

前日まで苦しんでいたリヤブレーキの片利きに対しては、コーナーウェイトを見直しました。また、ブレーキの負担の厳しい最終セクションの 360度ターンに対しては、タイヤの組合せにより対応しました。やれる事はやりました。

さあ、いざ本番、1本目のアタックです。

特に大きな失敗はしませんでしたが、慎重になりすぎトップから3秒差。

しかし、上位陣のパイロンタッチに助けられ、6位!

2本目は、前走者がトラブルのため、赤旗により競技中断。

コース員より待機の指示を受けたため、水温を気にしながらエンジンをSTOPし、競技再開を待ちました。

ところが突然スターターが車の前に現れ、スタートのフラッグを振りました。

その時、自分の頭には、『コース員の指示後、速やかにスタートすること』という規則しか頭に無く、慌ててエンジンを掛けクラッチミート!

案の定、タイヤはホイールスピンを抑えられず、大きなタイムロスをする事となる。以降、精神状態は冷静さを失い、ブレーキはロックしまくり、リズムも自分のテンポを外し、あげくの果てには、シケインで止まりきれずにミスコースとなってしまいました。

振り返ると、コース員に対しての憤慨する気持ちもありますが、やはり競技にはアクシデントが付きもののため、どんな状況でも自分の力を発揮できる様にならなければならないと思いました。

色々と考えさせられる事の多かったイベントでしたが、今後の肥やしに出来ればと思います。

確実なステップアップをするため、しばらくは全日本選手権を見送り、地方選手権に専念しますが、きっと大きくなって帰ってきたいと思います。

7月の 5Rdイオックス、9月の 7Rd鈴鹿では良い結果につながる様に、地区戦で自信の持てる結果を残してきたいと思います。